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schoo:デザインの歴史を学んで現在のフラットデザインを考える道しるべ【2】

今日の学びポイント

授業概要

  • タイトル:デザインの歴史と分析的な見方【後編】フラットデザインにつながるタイポグラフィーとスペースのとらえ方
  • 講師:佐藤好彦先生
  • 放送日:2014年3月5日:60分
  • 内容:20世紀のグラフィックデザインの大きな流れ

schoo.jp

先生の著作から参考図書

今回の授業はこの本を基本にしているとのこと

デザインの授業 目で見て学ぶデザインの構成術

デザインの授業 目で見て学ぶデザインの構成術

 

この授業からフラットデザインへの考え方はこの本でとのこと

フラットデザインの基本ルール Webクリエイティブ&アプリの新しい考え方。

フラットデザインの基本ルール Webクリエイティブ&アプリの新しい考え方。

 

学んだこと・補足

ブルーノート

  • ジャズのレコードレーベル
  • リード・マイルス:ジャケットデザイナー
  • 文字の配置(アルファベット縦のラインをそろえる、写真の物と形をあわせる、帽子と似た形に文字を配置する)
  • 色の使い方(1色・黒・白がアクセント(目線))

 レコードジャケットがずらりと載っています(授業で使用)

ブルーノート アルバム・カヴァー・アート

ブルーノート アルバム・カヴァー・アート

 

 

Harper's Bazzr

www.fashion-press.net

中古ならアマゾンにありますね。付録で過去の表紙がずらりと見れて圧巻です。

 

こんな記事もありました。

harpersbazaar.jp

スイススタイル(前回授業の補足)

Helveticaはこの頃出てきた書体ではあるが、実際にスイススタイルで使われていたのはアクチデンツ・グロテスクである。

Akzidenz Grotesk — 歴史のある古典的サンセリフ書体 - フォントブログ

ハーブ・ルバリン

エミグレ

ワイアード(WIRED)

  • 雑誌名(授業中に見たのは創刊当時の雑誌です)
  • 1990年Photoshop登場
  • エフェクト処理の多様
  • かけすぎ画像、蛍光色、デジタルっぽさ、詰め込み
  • 技術の変化によってデザインが変わる

現在

  • デジタルの過剰感(リッチ感)から揺り返し、フラットへと戻る?
  • バランス感覚が大事

ものごとを分析しながら見る

  • どういう発想で配置しているのか?
  • 雑誌には流行があらわれる。

授業補足・気付き

 授業で上がっていた名前で色々と画像検索をしていく

どういうデザインか、意図はどこにあるのか、制作のポイントなど考えながら見ていく。

フォントと言わずに書体と言う先生がさすが。

たくさん見て、たくさん考える。歴史は繰り返す。

 

90年代CGが出てきた当時はワイアードに限らず、コッテコテのダサイグラフィックが蔓延していました。CG恥ずかしいと思っていました。月日が流れデジタルで手描き風がすっかり普通になったなと思います。表現が自然になり、そこからフラットデザインへという流れはなんとなく分かる気がします。

 

 授業内、先生のおすすめ書籍抜粋

グラフィック・デザイン究極のリファレンス

グラフィック・デザイン究極のリファレンス

  • 作者: ブライオニーゴメス=パラシオ,アーミンヴィト,Bryony Gomez‐Palacio,Armin Vit,和田侑子
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2010/02
  • メディア: 大型本
  • 購入: 3人 クリック: 55回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

まとめ?

 最後の質問で「ミニマルデザインとフラットデザインの考え方の違いはどんなとこでしょうか?」というのがありました。

先生の回答になっているのかいないのか分かりませんが

「「フラットデザイン=凹凸が無いとだけ考えるとつまらない。どういう風に整理していくか(が大事)」

のようなことを語っておりました。興味深かったのでもう少し突っ込んだ話を聞きたかったです。

 

ちょっとかけ足授業ではありましたが、色々な貴重な資料(古い雑誌や書籍)をチラッとでも見れて勉強になりました。

雑誌というのはその時代を知るのに分かりやすいアイテムでした。